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人間には眠気のリズムがあって、最大の眠気は午前4時、日中では午後2時にくることが確かめられています。午後2時の眠気は、睡眠不足でなくても起きるといわれています。
眠気がくる午後2時の時間帯の昼寝にはどういう効果があるかというさまざまな研究がされています。広島大学総合科学部の堀忠雄教授の研究室の研究では、
1)昼寝で(時間は15分)午後からの強い眠気が消え、うっかりミスを防ぐ効果があった
2)作業成績が上がった
3)血圧が下がってリラックス効果があった
4)高齢者では、昼寝群は休憩群と比べ、収縮期血圧(上の血圧で平均15.6mmHg、拡張期血圧(下の血圧)で平均8.6mmHg下がったなどの報告が出ています。
血圧の低下は脳卒中など脳血管障害の危険をなくします。また、昼寝習慣を持っている高齢者は、意欲的だったという興味深い結果も得られました。
国立精神・神経センターの研究では、習慣的に昼寝(30分以下)を取っている人は、そうでない人と比べ、アルツハイマーにかかる危険性が1/3以下だったということも報告されました。
昼寝時間は15分間くらいが良いということには、科学的根拠があります。
まず、長すぎる昼寝は夜の睡眠に影響を与えます。また、睡眠には深さがあって、深い眠りに入ってから急に起こされても、眠気が残り、頭がボーっとして働かず、しばらくは仕事になりません。
深い眠りは、年齢差、個人差がありますが、若い人で20分ほどで、高齢者で30〜40分で入っていくとされています。
昼寝は深い眠りに入る前に終わる必要があり、それが15分という時間になります。
ただし、これは健康で普通の生活をしている人の場合で、徹夜明けや極端に寝不足の状態では15分でも深い眠りに入っていきます。こうした例では、できれば80分ほどの昼寝がすすめられます。
15分で起きるためには、人間に備わっている「自己覚醒」能力を利用して、15分で起きるということを思いながら寝ることす。
また、カフェインの入ったコーヒーやお茶を上手に使うことも一策です。カフェインは飲んだ30分後に効いてきますので、昼寝前に1杯のコーヒーまたはお茶を飲むことで、昼寝後の目覚めがすっきりします。昼寝前に適切な準備をすることで、心地良い目覚めが得られるということになります
(参考:くらしの百科 NO.21318)